子供の手足口病はいつ病院に行くべきですか?

子供の手足口病とは?

手足口病は、特に幼い子供に多く見られるウイルス性の感染症です。この病気は、手、足、口の中に痛みを伴う水疱ができるのが特徴です。主にエンテロウイルスが原因で、特に夏から秋にかけて流行することが多いです。あなたのお子さんがこの病気にかかると、どのような症状が出るのか、いつ病院に行くべきかなど、心配になることがたくさんあります。

手足口病は感染力が強いですが、通常は軽症で済むことが多いです。ただし、症状が重くなることもあるため、注意が必要です。まずは、手足口病の症状について詳しく見ていきましょう。

手足口病の症状は?

手足口病の主な症状は以下の通りです。

1. 発熱

初期段階では、38度以上の発熱が見られることがあります。この熱は数日間続くことが一般的です。

2. 口内の水疱

口の中に小さな水疱ができ、痛みを伴うことがあります。このため、食事をするのが難しくなることもあります。

3. 手と足の発疹

手のひらや足の裏、さらにはお尻にも水疱ができることがあります。これらの水疱は、かゆみを伴うことがあるため、お子さんが不快に感じるかもしれません。

4. 倦怠感や食欲不振

体調が悪くなるため、普段元気なお子さんでも元気がなくなり、食欲が低下することがあります。

いつ病院に行くべきか?

手足口病は通常は軽症で経過しますが、以下のような場合には病院を受診することをおすすめします。

1. 高熱が続く場合

発熱が3日以上続く場合、特に39度を超える高熱が続く時は、他の病気の可能性も考えられるため、早めに受診しましょう。

2. 水疱が悪化する場合

水疱が化膿したり、周囲が赤く腫れたりする場合は、細菌感染の可能性もあるため、病院での診察が必要です。

3. 口内の痛みがひどい場合

口内の水疱が原因で、食事ができないほどの痛みがある場合は、栄養不足にならないように早めに病院で相談しましょう。

4. 脱水症状が見られる場合

水分が取れずに脱水症状が見られる場合は、すぐに病院へ行くべきです。特に、尿の量が減ったり、口の中が乾燥している場合は要注意です。

子供の手足口病の対処法

手足口病になった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。以下にいくつかの対策を紹介します。

1. 水分補給

脱水を防ぐために、こまめに水分を与えることが大切です。飲み物は、冷たいものよりも常温のものが良いでしょう。

2. 痛み止めの使用

痛みが強い場合は、小児用の痛み止めを使用することができます。必ず医師に相談してから使用してください。

3. 清潔を保つ

手足口病は感染力が強いので、手洗いやお子さんの周囲を清潔に保つことが重要です。特に、おむつ替えの後や食事の前後に手を洗うことを心がけましょう。

4. 食事の工夫

口内の痛みがあるときは、柔らかい食べ物や冷たいものを与えると良いでしょう。アイスクリームやゼリーなど、お子さんが食べやすいものを工夫してみてください。

手足口病の予防法

手足口病を予防するためには、日常生活での工夫が必要です。以下の予防法を参考にしてください。

1. 手洗いの徹底

外から帰った時や食事の前には、必ず手を洗うことが大切です。石鹸を使って20秒以上かけて洗いましょう。

2. おもちゃの消毒

お子さんがよく触れるおもちゃや手に持つものは、定期的に消毒することで、ウイルスの感染を防ぎます。

3. 人混みを避ける

特に流行期には、人混みに行くことを避けることで、感染リスクを減らすことができます。

4. 健康管理

お子さんの健康を維持するために、十分な睡眠とバランスの取れた食事を心がけましょう。免疫力を高めることが予防に繋がります。

まとめ

手足口病は、症状が軽い場合が多いですが、適切な対処と予防が重要です。お子さんに何らかの症状が見られた場合は、早めに病院に相談することをおすすめします。また、普段からの衛生管理や健康維持を心がけることで、手足口病を予防することができます。お子さんが元気で健康に過ごせるよう、日々のケアを大切にしてください。